ジビュレ・フォン・オルファースMOTHER EARTH AND HER CHILDREN
ジビュレ・フォン・オルファース(Sibylle Von Olfers)さんの『MOTHER EARTH AND HER CHILDREN』。 これも表紙の古典的だけれども素朴で美しい絵柄に魅かれ、購入したものです。ジビュレさんは1881年5月8日、東プロイセンの貴族の家柄に生まれ、早くから絵を習い、画家兼作家である叔母のマリー・フォン・オルファースから大きな影響を受け、20代半ばで修道院に入った後も絵を学びつづけ、美術教師をしながら宗教画、絵本の制作を続けるものの肺病を患い、1916年34歳で世を去り、どの作品もドイツ古典絵本として長く読みつがれているようです。この絵本はジビュレさんの『ETWAS VON DEN WURZELKINDERN(邦題:ねっこぼっこ/英語版:The Story of the Root-Children )』の英語バージョンで、なおかつジビュレさんのイラストをSieglinde Schoen Smithさんとおっしゃる方がキルト刺繍にされたもののようで、イラストとはまた違った意味で、温かみを感じさせる素敵な作品となっています。大地に育まれた妖精の子どもたちとちいさな虫や野の花たちが、四季の美しさと移ろいとともに美しく描き出されています。
ジビュレさんの絵は、どこか素朴で純粋。懐かしい子ども時代を髣髴とさせる、穢れなき世界は癒し度200%ヽ(´▽`)/!絵本だからと言って子どものものにしておくのはちょっともったいない!と思ってしまうくらい美しい
ジビュレさんの作品
「Was Marilenchen erlebte/The story of snow children/ゆきのおしろへ」
「Etwas von den Wuryelkindern/The Story of the root children/ねっこぼっこ」
「Mummelchen und Pummelchen/邦題:うさぎのくにへ」
「Butze butze Buebchen」
「Prinzesschen im Walde/The princess in the forest/森のおひめさま」
「Windchen/The story of the wind childen/かぜさん」
「Brumm-Brumm Baerchen」
「Koenig Loewes Hochyeitschmaus」
「Im Schmetterlingsreich/The story of the butterfly children/ちょうちょのくにへ」
「Tierkindergarten」
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