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ブラティスラヴァ世界絵本原画展 ドゥシャン・カーライとスタシス・エイドリゲヴィチウス

先日の土曜日に栃木・足利方面へ旦那とドライブ。いま高速道路ETC1000円乗り放題だから、私の住むダサイタマ・・・じゃなくて文化都市「彩の国さいたま」からでも、お財布が痛まずGOOD!ゴールデンウィークを避けたので、道路はスイスイでした。私たちはたいがい遠出をすると美術館めぐりをするんですが、今回も3箇所の美術館めぐりを強行!

今日ご紹介するのは足利市立美術館。伺うのは2度目です。すぐそばに「足利学校」や「ばんな寺」など、由緒正しき名所が散在する、落ち着いた町です。写真は現代的な建物の足利市立美術館。Ashikagamuseum 目の前にも画廊が一軒あり、ちょっと覗いて見たかったのですが、時間の関係上、次回に。足利は、先日テレビ朝日放映の番組「ちい散歩」でも取り上げていて、食べ物に目がない私は、番組で紹介されていた地元名物「いもフライ」なんかを食べてみたかったのですが、今回は、強行スケジュールということもあり、こちらも次回のお楽しみに。美術館には前回は『牧島如鳩展』で伺ったのですが、今回のお目当ては、Burasuthirava 『ブラティスラヴァ世界絵本原画展-歴代グランプリ作家とその仕事展』(2009年4/4-5/17まで)です。1967-2005年までの歴代受賞者11名と2007年度受賞者に焦点を絞った展示で、私のお目当てはドゥシャン・カーライ(スロヴァキア)とスタシス・エイドリゲヴィチウス(ポーランド)。

ドゥシャン・カーライは1983年にグランプリ受賞、スタシス・エイドリゲヴィチウスは1991年のグランプリ受賞者です。二人ともすでに絵本を何冊か出しているのですが、もうなかなか手に入れることが難しいのです。特にカーライの「不思議の国のアリス」とエイドリゲヴィチウスの「クレセント・ムーン」は喉から手が出るほど欲しいのですが、いまはかなりプレミアついてます。嬉しいことに、その不思議の国のアリスが、原画のそばにのケースの中に大事に収められていました!カーライの原画は3点、「ヴェニスの商人」(W. Shakespeare 原作)と「真夏の夜の夢」(W. Shakespeare 原作)、そして『王女様の誕生日』(O. Wilde 原作)の3点です。やはり絵本では再現しきれない、鉛筆の跡や筆遣いが、仕事の丁寧さを物語っていて感激!ガッシュを使った虹のような多色の色使いが、とてもこの世のものとは思えない、幻想的なハーモニーを醸し出しています。こんなに多色でも調和が取れていて、品があるんです。

エイドリゲヴィチウスも原画は『ながぐつをはいたねこ』(C. Perrault 原作)が2点に、「氷の女」1点です。こちらもガッシュで描かれた原画で、氷の女なんて、ちょっと、いや・・かなり怖い雰囲気の絵柄、シュールでダーク、幻想的ですが、その独特な雰囲気がまた持ち味というか、良いのですよ。『ながぐつをはいたねこ』といっても、かわいいキャラというより大人向きの絵柄ですかね。

他にいいなと思った作品は、エヴァ・ベドナージョヴァー(チェコ)、ハンヌ・タイナ(フィンランド)、それからドライフラワーを素材にコラージュした原画で、絵本として印刷製本されると、その部分がまるでセロファンのような透明な質感で再現されていて面白いと思った、ホダ・ハダディ(イラン)さん(だったと思う)の作品など「収穫あり!」と思わせられた展示でした。日本の作家も荒井良二、瀬川康男、スズキコージさんはじめ沢山の方の作品があり、とても見ごたえありました。ミュージアムショップで、作家の絵本が手に入れられればいいのなあと思っていたんですが、一部の作家のものしかなく(それも日本の作家のものがほとんど)ちょっと残念でした。

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受信: 2009年5月16日 (土) 23時12分

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