うさぽんの絵本 THE GOLDEN EGG BOOK マーガレット・ワイズ・ブラウン
「むかし あるところに いっぴきの ちいさい おすの うさぎが いました。うさぎは、ひとりぼっちでした。 あるひ うさぎは たまごをみつけました。そのたまごの なかで、なにか うごいている おとが きこえました。なんだったのでしょう?」
という出だしから始まる「THE GOLDEN EGG BOOK きんの たまごの ほん」。好奇心旺盛なウサギがとっても可愛い絵本。うさぎさんを飼われたかたならご存知と思いますが、うさぽんって想像以上に好奇心旺盛な生き物なんですよね。この絵本に出てくるやんちゃなうさは、とても表情豊か( ^ω^ )。好奇心いっぱいで、偶然見つけたたまごに興味深々・・・突付いたり、中に何が入っているのか想像をめぐらしたり、でも人間の子供と同じく、途中で飽きて眠くなっちゃったり・・・・・うさの自由でのびのびした姿が、なんとも微笑ましい。原作はMargaret Wise Brown (マーガレット・ワイズ・ブラウン)、イラストはLeonard Weisgard( レナード・ワイスガード) さんです。
マーガレット・ワイズ・ブラウンさんは1910年ブルックリンで生まれ。
ヴァージニア州のホリンズ・カレッジ大学を卒業後、ニューヨーク市のバンク・ストリート教育大学に進み、大学創設者ルーシー・ミッチェルに影響を受け作家を志願。ミッチャルが創立した出版社に編集長、作家として活躍。「おやすみ おつきさま」をはじめ140冊以上の作品を残す。
レナード・ワイスガードさんは1916年コネティカット州ニューヘイブン生まれ。ブルックリンのプラット・インスティテュートで商業美術を学び、モダンダンサーなどを経験した後、the New Yorker、Harper's Bazzar誌などで美術担当、その間物語とイラストレーションの両分野で子どもの本の創作を志す。アフリカのコンゴーの洞穴画、ドイツの聖書挿絵、フランス、ロシアの絵本、アメリカ初期の絵画などを多面的に学ぶ。1947年『The Little Island』(ゴールデン・マクドナルド文)でコールデコット賞受賞、その他の作品でAmerican Institute of Graphic Art賞、the Society of Illustrators賞など受賞。今世紀アメリカで最もすぐれたイラストレーターの一人に数えられ、その作品は150冊余りもある。
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