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2009年8月

私の宝物

じゃじゃじゃん(^o^)丿~私の宝物をお見せしましょう!
私の大・大・大好きな、黒田維理さんの限定こだわり本3冊です!すごいでしょう!Iribook3

Img_2442_2 1993年3月に発行された『詩集・いちじくの静物』、同じく1993年8月に発行された『ベニスのふうりん草』、そして1994年3月に発行された『詩集・コカイン』の3冊ですheart01!それぞれわずか限定225部で、維理さんの直筆で「225部のうちこれは何冊目の本」と数字が書き込まれています!

『詩集・いちじくの静物』には「いちじくの静物」「ムッシュ・モーパッサンの部屋」「ジャコブ通り」の3篇の詩が収められており、『ベニスのふうりん草』には「CARNAVAL DE VENISE」「生きている歓び」「ベニスのふうりん草」の3篇、『詩集・コカイン』には「わたしはパスキンのモデルをしたと彼女は言った」「サン・ミシェル橋 三月」「「コカイン」の3篇の詩が大事に収められていますwink。『詩集・いちじくの静物』と、『詩集・コカイン』は、なんと、画家の小杉小二郎さん、『ベニスのふうりん草』は、同じく画家の松浦安弘さんが挿絵をお描きになっているというすごいレア詩集なんです!

紙は表紙と本文に「越前局紙」という白というよりホワイトクリームのお色に近いこだわり和紙、それに薄いトレーシングペーパーが巻かれていて、なんとも手作り感のある暖かみと、シンプルさに徹底した「美」が垣間見られます。「白」というお色にこだわりのあられた維理さんだからこそのセンスでしょうか?Iribook2

装丁発行は「VOU」同人でもあられた「海人舎」の鳥居昌三さんが手がけられたもの。鳥居さんは、季刊銀花no.98号でもこだわり特装本の作り手として特集紹介されていたすごい方で、北園克衛の本も手がけられています。さらに、『詩集・コカイン』は装丁家の指月社・大家利夫さんがルリユールというフランスの工芸製本技法を持ちいて、さらに豪華限定5部で特装されたものがおありになるようですが(http://bookbinding.jp/kitazawa1.html#4o)、なんとマーブル模様の装丁の美しいこと・・・。大家さんといえば、私はもう15年ほど前、銅版画家の山下清澄さんが豪華版画集「ゾーディアックあるいは12のサッポの庭園ZODIAQUES OU DOUZE JARDINS DE SAPHO
」という限定15部の、これも本当にステキな銅版画集を出されたときに、知らずにそのお仕事を目の当たりにしていたのでした・・・つい最近なんですよ、この山下清澄さんの銅版画集の製函のお仕事も大家さんがされていたと知ったのは!このときも喉から手が出るほど欲しかったのですが、お値段が当時の私にはとてもとても手が届かず・・・・・といってもいまでも私にはとても手に入れられそうにありませんが!

Iribook4 こういった一流の画家や装丁家さんと、こだわりをもってなおかつ楽しみながら作品を作り上げていらっしゃる、ドクター維理さんの姿勢にアーティストとしての真髄を見る想いですhappy02

※詩人・黒田維理さん関連記事はこちらsmile
http://art.cocolog-wbs.com/blog/2009/05/vou-47b1.html

http://art.cocolog-wbs.com/blog/2009/08/post-714c.html

http://art.cocolog-wbs.com/blog/2009/08/post-7d07.html

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内田也哉子さんと渡邉良重さんの「BROOCH(ブローチ)」

50年の時を超えて復刻した黒田維理の詩集「サムシング・クール(something cool)」Some以下参照)の北園克衛氏の装丁や、内田也哉子・渡邉良重の「BROOCH」 といい、手にした瞬間、妙に嬉しくなってしまう作り手のこだわりの見える本たち。これはもうただの本という領域を超え「芸術」でもあります。出合えたときのヨロコビといったら何物にも変えがたい。洋服でも好きな食べ物でもなんでも引き換えにしてでも手元に置き、自分のお気に入りの物たちに囲まれて過ごす至福のとき。Opensome これは、私にとって、せちがらい世の中に、また明日から立ち向かうための私の精神修復をはかる大事な時間でもあり、アイテムでもあります。

Brooch「BROOCH(ブローチ)」・・・ページを開けば少女時代のノスタルジックな世界へ一気にタイムトリップしてしまう・・・子どもの頃に隠した宝物をふいに偶然大人になった自分が見つけてしまったような、密やかで懐かしい思いにかられる。紙石鹸やリリアンやゴム飛びして遊んだ乙女時代を懐かしく振り返るような感覚。そんな感覚にさせられる珠玉の絵本。

Yayako2 そんな不思議な感覚を演出しているのは、まず紙質。なんと「トレーシングペーパー」が使われています!あの薄くてペラペラな、モノを写し取る際に使われる、どちらかといえば脇役的なこの紙が、その特性を生かし、なんとも効果的に使われています。透け感がなんとも美しくもあり、それとあいまって、D-BROSのデザイナー渡邉良重の色鉛筆をつかったイラストと内田也哉子のノスタルジックな詩が相乗効果を醸し出し、なんとも乙女チックな懐かしい世界が展開されています。

いまやしがらみにまみれ、日々を生きるに精一杯、とっくにピュアなあの頃のことは忘れてしまっているけれど、ふとした瞬間、宝物のブローチを発見するようにように、自分の原点に立ち返り、今の自分の立ち位置を再確認するときがある。でもなんと遠くまで来てしまったことでしょう・・・。なんともせつない気分にさせられます。

それにしても、内田也哉子さんという方は、なんとも知的で多才な方ですね。驚きました。

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サハラ砂漠の砂からできたガラスのぐい呑み

最近すごい!と思うアーティストがまた1人増えました(^^♪それは・・・村山耕二さん!

村山耕二さんは仙台にKaiba 海馬ガラス工房http://www.kaiba.org/を構えられるガラス工芸作家さん!で、何がすごいのかって・・・なんと村山耕二さんはサハラ砂漠の砂からガラス作品を作り出されるのです!それも出来上がった作品はなんとも美し~い碧いろのガラス!あの茶色い砂漠の砂がどうして???こんな美しいグリーンに???もちろん自然なお色なんですが、実際目の当たりのすると、地球の・自然の神秘を感じます(^^♪。

昔、砂漠の民が、夜、焚き火をし、翌朝、燃え残ったあとの砂地の上に、光り輝くガラスを見つけた・・・・・嘘か本当か、ガラスのルーツとも言われている、こんなエピソードもあるようですが、なんともロマン溢れるお話。

で、サハラ砂漠の砂だけじゃあないんです!日本の川の砂もガラス作品にしてしまうんですよ!私が拝見したのは広瀬川という川の砂からできたもの。これは深い緑と茶色の合わさったような濃いお色で、日本の伝統色でいうと「麹塵 (きくじん)」か「鶯茶( うぐいすちゃ)」というお色に近いかしら(*^。^*)?

さらにすごいのが、2000年前の古代ガラスの成分を分析して再現した「白瑠璃」というガラス作品も手がけていらっしゃるということ。今の無色透明のガラスより、薄い飴色のような温かみのある柔らかいお色で、まるで黄金色の光りを包み込んだような素晴らしいお色です。

世界中の砂漠や川の砂からガラスを作りたい、最終的には月や火星の砂でガラスを作ってみたいとおっしゃるその壮大な夢を是非かなえていただきたいと思います!

だって月の砂からできたワイングラスかぐい呑みで、宇宙に思いを馳せながら、一杯やるなんて至福な時を過ごせるなら、こんな贅沢ないと思いませんか?で、いまから決めちゃってるんですが、その時のBGMは絶対『Fly Me to the Moonmoon3』ですから(^^♪

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