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2009年11月

画家・田淵安一さんの色彩

なんだか寒くなってきて、おでんの美味しい季節になりましたね。ハフハフ言いながらおでんをほおばっていたその時、突然NHKニュースで画家・田淵安一さんご逝去のニュースが。「ええーっ!」ってほんと驚いた。

・・・そういえば2年ほど前になるのか、田淵氏の個展で作品を初めて拝見したのは。

品川にO美術館という美術館があるのですが、1990年頃、「田淵安一輝くイマージュ展」という企画展を開催したことがあったらしく(ここは今では全然美術館らしい企画展はしてなく、地元民の貸しスペースになっているみたいね!いい企画やっていたのにもったいない)その当時の図録を見て、そのエネルギッシュでポップな色使いが気になり、生の作品を見たいと思ったところ、たまたま横浜のギャラリーで「田渕安一展2008」というのを開催していると知って見に行ったのでした。

赤と緑のぶつかり合いや金箔と色とりどりの絵の具の組み合わせ、でも1色1色が負けてなく、澄んでいて、でも全体では調和してる・・・不思議でしたね。とにかく会場にあふれる色彩や大胆な構図に度肝を抜かれつつも、どこか違和感がないのは「和」を思わせる要素があったからのような気がする。一見現代アートですが、でも日本の着物の色使いみたいでもあるなーなんて思ったりもしたもんです。

若かりし頃フランスで同時期一緒にアンフォルメルの影響を受け活躍された今井俊満さんも晩年、エネルギッシュに「コギャル」を描いていらしたのをテレビのドキュメンタリーで拝見したりしましたが、生涯情熱を持って表現し続けられたその姿勢に敬意を表したいです。

Tabushi1

O美術館「田淵安一~輝くイマージュ~展」図録

Tabushi3

ギャラリーアートコンポジション 「田淵安一展2008」図録

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マイケルのthis is it ポスター

マイケル・ジャクソンの映画「this is it」。公開と同時に即見に行ってきたんですけど、マイケルのエンターテイナーとしてのプロ意識にとても感銘をうけました。やっぱり偉大な人物だったマイケル。ゴシップはいっぱいあったし、ちょっと色眼鏡でみていたというのが正直なところだけど、映画から伝わってきたのは、音楽やエンターテイメントに対するマイケルの熱い思い以外のなにものでもなかった。私生活では幸福だったとはいえないかもしれないけどそれと引き換えにしてでも成し遂げえたものが彼の生涯にはあった様に思う。彼を突き動かしていたのは才能だけでなく、使命感、強い意志だったのかも。リハーサルでスタッフと意見が合わなくても「対話」で相手と根気強くコミュニーケションを取り理解を得ながら、だけど妥協はしないで地道に事を進めていくマイケルの謙虚な姿も以外だった。でもその姿勢が彼をここまでビッグにしたんだなと。つくづく。

で、本編が予想外に素晴らしかったので、急遽ファンになってしまった現金な私ですがsmile、またこの映画で他にも私の目を釘付けにしたものがあります。

それは

「ポスター」!

Michael

劇場で見てその素晴らしいセンスにくぎづけ!誰がデザインしたんだろう。超ステキだ!マイケルのシルエットが、その華やかな生涯をあらわすようにきらびやかに浮かび上がる。そのシルエットの中に彩られているのは本来ならば「This Is It」の公演で見ることができたであろうマイケルの勇姿。

さすがどこまでも妥協を許さないマイケルの意志を汲んだかのようなプロフェッショナルなデザインだ・・・感服。

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気になるNHK人形劇「新・三銃士」とプリンプリン物語

最近テレビに疎い。昔はテレビに張り付いて一日過ごせるくらいだったけど(笑)最近はすっかり日々の雑事に追われ、何か話題で何が流行りでって・・・とにかく全くおのぼりさんのように右も左もわからなくなってきてしまっている(-_-;)ヤバすぎる。まるでシーラカンスのよう。・・カラオケでも最新のものはまったく知らないので歌えない。サビだけわかっても全部は無理・・・しかたないので十ウン年前の歌をナツメロなんていって歌ってごまかしている。自分でもあきれる。

そんな私がめずらしく唯一毎週欠かさず「見逃してない」ドラマがある。TBS日曜劇場「JIN-仁-」。もともと村上もとかさんの漫画は大好きだった。大沢たかおさんもステキだし綾瀬はるかちゃんも「鹿男あをによし」で良いなと思っていた女優さん!

で・・・・

もう一つ気になっている番組がある、それがNHK連続人形活劇「新・三銃士」(地味?)!

といってもまだ見ていない(^_^.)

番組案内で11月20.21.22日で深夜一挙再放送決定!というのを見て「こ、これは・・この人形は!」と気になってしまったのでした。私が魅かれたのは三谷幸喜脚色とかいうことではなく、「人形」の造形。早速タイマーセットで録画しました。

NHK人形劇といえばプリンプリン物語って昔(20年位前?)流行ったの覚えてらっしゃる方もいると思うんですけど、この新・三銃士もプリンプリンも、人形がなんかこう・・・アーティスティックなんですよね。プリンプリンは友永詔三さんという造形作家の方が人形制作担当されていたんですよね。私はこの方の個展は何度か拝見していまして、木彫りで少女のしなやかで美しい体の曲線を表現されるとても素晴らしい作家さんで大好きなのです。
伊豆・浄蓮の滝「天城A・Tomoミューズ館」にも友永詔三さんの小さな美術館があり、木造彫刻を中心に、芝居用人形、木版画などを常設展示されています。ステキな作品でいっぱいなので、みなさん絶対に見て損はないです!よ

友永氏認定サイトもあるようです。こちら→http://art-avenue.jp/#

で、新・三銃士なのですが、こちらは人形制作担当はスタジオ・ノーヴァさん。キャラクターデザイン担当が、井上文太さんという方のようです。井上さんは画家として活躍する一方、ファッション界にもデザインを提供し、東京コレクションやリーバイスの世界的プロモーションプロジェクトに参加されており、なんとわたしの好きな画家さんの一人である金子國義さんのお弟子さんでいらっしゃる方のようです。なんとなく人形が個性的で色気のようなものがあるのも納得です。

井上文太氏HP「井上文太/井上隆保」はこちら→ http://www.takahoinoue.com/

さて、5時間分くらい!(^^)!録画したので、これからゆっくり楽しもうと思います。

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桜のぐいのみ

Saraitougei たまたま手に入れた「サライ」バックナンバーの『「やきもの」を旅する』2007年5月17日号。これが私にはとても面白い本でした。陶芸はあんまり詳しくなく、かといってまったく興味がないわけではなく、備前とか日用使いの作家ものの作品を少し手元に所有している程度なのですが、この世界も奥深そうなので、もっとよく勉強したい世界ではあります。

で、この本は「やきものの基本のき」や「用語集」、人間国宝の紹介はもちろん、いま旬の現代作家の紹介もされていて、疎いわたしにもわかりやすく興味深い記事でいっぱいで、ここに紹介されている作品の中の一つに一目ぼれ!なんとかわいいピンクいろなのでしょう!

Saraitanikan 信楽に「谷寛窯」をかまえる谷井芳山さんの雪中華シリーズと芳春シリーズのぐいのみや酒器bottleや茶碗などの作品。雪中華は吉野の桜イメージ、芳春は若葉の頃をイメージした作品で、とにかく陶器の印象深い「白」(乳白色というのかなんというのか)の存在感とアクセントになるピンクやグリーンの釉薬のお色の組み合わせがとても印象的で効果的。信楽というと狸の置物で有名なあの信楽焼き???と思いますが、もちろん狸型のぐいのみではありません(笑)信楽焼きの伝統技法を踏まえた上で現代陶芸へアレンジされて作陶されていらっしゃる、伝統的で和の要素を持ちつつ、モダンでシンプルな美を追求されている作品だと思います。

Saraitanikanguinomi こんな器やぐいのみで生活を彩ると、気持が豊かになること請け合いですよね。春の時期、桜吹雪の舞い散るなかで、このぐいのみでお花見しながら一杯やりたいなー。

谷井芳山さんは、サントリーのウイスキーの樽灰を釉薬に使用した作品も作られているよう。釉薬って何からでもできてしまうのかしら?意外な素材が以外な釉薬になったりするのですかね?とにかく、ますますステキな作品を生み出していただきたいです!

信楽にある工房は見学も出来るようですね。いつか訪れてみたいです。

■谷寛窯 滋賀県甲賀市信楽町長野788 TEL0748-82-2462 AM10:00-PM17:00 月曜休み 信楽駅から徒歩20分

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